三菱電機照明は、高天井用LED照明「GTシリーズ」の販売に注力する。19年度「省エネ大賞」を受賞しており、特殊環境用を含めて高い省エネ性を実現している点が評価されている。

　GTシリーズは工場や倉庫、体育館などの高所に設置されるLED照明。一般形では、高機能な「SGモデル」、中級グレードになる「HGモデル」、汎用性を高めた標準グレード「RGモデル」を取りそろえる。

　特にHGモデルのメタルハライドランプ400形相当製品で200.5ルーメン／Wの高効率を実現。重量も2.3キログラムと軽量で、施工性にも配慮されている。

　壁スイッチのオン／オフ操作で明るさを100％から75％に切り替えられるほか、デジタルインターフェイスが設けられているため、後付けオプションで調光システムの導入や人感センサー機能の追加なども可能だ。防汚技術「ハイブリッドナノコーティング」を下面カバーに施し、砂じんなどの親水性汚れと、すすなどの疎水性汚れに対する付着を軽減する。

　さらに高温、粉じん・高温、耐油煙・高温、重耐塩など様々な特殊環境で使用できるラインアップを充実させている。これらでも業界トップクラスの効率や軽量化、低価格化を実現する。例えば耐油煙・高温対応の製品では176.9ルーメン／Wの効率と3.9キログラムの重量、寿命6万時間のスペックを持つ上、段調光機能も備える。

　同社は、高天井用のラインアップを充実させて工場や倉庫などのLEDへの切り替えを加速させている。

　同時に、青空を模したパネルと太陽光の差し込み感を表現するフレームを組み合わせたLED照明「misola（みそら）」も開発。今年の10月に発売予定で、オフィスや病院、福祉施設などへ付加価値の高い照明として提案していく構えだ。

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