北海道から今季初の初霜、初氷の便りが届き、関東や東北南部は11月並みの寒さとなった7～9日の10月3連休。一段と季節が進む中、各家電量販店では秋商戦を盛り上げるイベントが活況だった。

　ヨドバシカメラ新宿西口本店(東京都新宿区)は3日間、バルミューダのホットプレートの新製品を使って調理実演を実施。炊飯器やオーブンレンジなどの動きも活発で、調理実演がプラスに働いたと見ている。

　プラモデル「ガンダム」も発売し、小・中学生向けにプラモデルを組み立てるイベントを開催。4回すべての会が満席となった。塗料なども売れ、店には「次回はいつ開催するのか」などの問い合わせがあったという。

　連休のうち8日(日曜)の来店客数が特に多く、暖房器具の前で立ち止まる人の姿も目立った。エアコン暖房を使う前に、部屋などを部分的に暖めるための器具を求める人も多く、加湿器も動き始めている。

　学校などの運動会の駆け込み需要でカメラ販売も好調。ストロボやカメラバッグなどの機材を求める人も多かった。

　ヤマダデンキTeccLIFE SELECT仙台あすと長町店(仙台市太白区)は、スポーツの日の9日は家族連れが目立ち、洗濯機やこたつ、電気ストーブ、石油ファンヒーターなどが売れた。

　灯油の値上がりなどの影響で、寒冷地用のエアコンの購入も続いており、同店店長は「多くの人に来店いただいた。気温が低下しており、暖房商品の動きが目立ってきている」と話す。

　(11日付電波新聞、電波新聞デジタルで詳報します)