アクアは、ドラム式洗濯乾燥機「まっ直ぐドラム2・0」シリーズの最上位機AQW-DX12Pを発売した。

　「まっ直ぐドラム」の市場投入から2年。ドラム式洗濯乾燥機の需要が高まる中、基本性能を高めながら、より多くの人に支持される製品づくりを目指す。

　今回新搭載した機能の一つに、抗菌効果を追加した「エアウォッシュプラス」がある。コロナ禍もあって広がった除菌意識に、清潔な状態を保ちたいというニーズに応えるために抗菌効果を追加した機能だ。

　頻繁に水洗いができない衣類や布製品を清潔に保ちながら、銀イオンで雑菌の繁殖を防ぐ抗菌効果を加えたのがエアウォッシュプラス機になる。熱と紫外線（UV）で除菌と消臭をし、温風とミストでしわを伸ばして風合い良く仕上げる。その後、ドラムのタンブリングで衣類を動かしながら、銀イオンのミストを噴霧して抗菌効果を施し、衣類の清潔さを保つ。銀イオンが溶出した水をしっかり吹き付けるために、ミストタンクも大きくしている。

　毎日使う洗濯機の手入れの負担を減らすための自動掃除機能も強化。

　新たに、洗濯のたびに洗濯槽の黒カビを抑制する「らくらく槽乾燥」機能と「カビケア槽自動おそうじ」機能も追加した。

　らくらく槽乾燥機能は、脱水終了後、電源を切らずに洗濯物を取り出して、ドアを閉めてスタートボタンをタッチすると、1時間ヒートポンプ乾燥をする。

　除菌もできるカビケア槽自動おそうじ機能は、すすぎの最後に洗濯槽を高速回転させ、遠心力による強い水流で洗濯槽の裏側の汚れをそぎ落とす。

　乾燥フィルターにたまりやすい糸くずやほこりを、洗濯運転前と乾燥運転中に自動で、ワイパーでかき出して水で洗い流す「乾燥フィルター自動おそうじ」機能で、メインの乾燥フィルターの手入れが不要になり、乾燥補助フィルターは週1回程度の手入れで済む。

　業務用洗濯機で培ったまっ直ぐドラムによって、縦型洗濯機のスペースにも設置ができるコンパクトさが売りだ。

　洗濯機以外の家電の要素が詰まっており、各要素をバランス良く組み立てた。100台ほどの試作機を経て完成した。

　同社の洗濯機は、グローバルプラットフォームと日本の研究開発技術の融合したものになる。