2020.03.20 【電波時評】進み始めた中小工場のスマート化

 これまで大手企業の工場主導で進んできた「スマートファクトリー」が、中小工場でも導入の兆しが見え始めた。中小規模の工場でもロボットを導入したり、既設の生産設備をそのままスマート化するなど導入機運は高まりつつある。

 生産現場のIoT化は、生産設備の稼働状況の「見える化」から始まるといわれ、様々な生産設備に使われている軸受や直動案内機器などの機械要素部品から「見える化」を実現する手法が広がり始めた。直動案内機器の振動や音をセンシン...  (つづく)