2024.01.24 【ネプコンジャパン/オートモーティブワールド特集】スマート工場EXPO スパイダープラス プラント業界のDX支援を強化
スパイダープラスが出展予定のブース
スパイダープラスは、主力の建築図面・現場管理アプリに加え、新たにプラント業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)支援を強化している。
発電所や工場などのプラント施設では、設備管理や保全、整備業務が日々行われるほか、生産を停止した大規模な定期修繕も実施される。一方で、広大な敷地の維持管理には多数の人員を要し、大量の図面やメンテナンス記録を持ち運びながら巡回するなど建設現場と同様のDXが急務となっている。
そこで同社は建設現場向けのDXアプリ「SPIDERPLUS」をプラント向けに特化した新製品「SPIDERPLUS for Plant」を開発。現場の声を反映し、タブレット端末上で図面や資料、現場写真のデータ、申し送り事項をクラウド共有できるようにしたほか、ベテラン従業員のノウハウをデータ化して経験の少ない新人でも即戦力として現場業務を継承できるようにした。
また紙で保管していたアナログ図面をデジタル化し、点検記録を図面ごとに集約して整理してデータベースを作成。システム開発のMODE社との連携で、IoTセンサーなどで主要機器を監視し予兆を検知してトラブルを未然に防ぐ機能も組み込めるようにした。
昨年12月には紙で行われてきた帳票記録をデジタル化して、入力作業の手間を減らし管理コストの削減を可能とする新サービス「S+Report」機能も追加した。スパイダープラスの古家信之セールスグループ部長は「1IDから短い期間でも導入できるので、中小製造現場でも活用してほしい」と話した。スマート工場EXPOでは製品を体験できる。