2024.01.29 6G実現へ計測技術進化  高周波対策、AI活用が重要に

DC付近から220ギガヘルツまで途切れずに測定可能なアンリツのベクトルネットワークアナライザー「ME7838」。材料や部品の評価で用いる

 昨年、日米英など5カ国による「電気通信に関するグローバル連合」が立ち上げられた。次世代通信規格「6G」など将来の電気通信技術の革新を促すため、多国間で協力するのが狙いだ。2030年ごろの実用化を目指し、規格化を見据えた動きも始まった6G。多くの技術課題克服に向けた計測各社の取り組みも活発化している。

 6Gでは、5Gの10倍の通信速度、10分の1の超低遅延、オール光ネットワークによる100分の1の超低消費電力化が目指されている...  (つづく)