2024.02.16 「あきない」テーマのドキュメンタリー上映中 街の電器店も出演 浦安市×東京藝大の「浦安藝大」制作
エルクでの撮影の様子
「人間の絆があって、お金でモノをやりとりするだけじゃない」―。
パナソニックの家電販売店であるエルク(千葉県浦安市)は、18日まで浦安市内の高州公民館、中央公民館、富岡公民館で上映中のドキュメンタリー映像に出演した。同店の吉田達也社長のそばで切り盛りしてきた吉田淳子さんは、〝街の電器屋さん〟の存在を多くの人に知ってもらいたいという思いを持つ。
ドキュメンタリー映像は、市と東京藝術大学が連携して芸術を通して市や市民がつながり合う活動「浦安藝大」における「浦安発見プロジェクト」として、東京藝大の履修証明プログラムの一環として制作したもの。
「福祉と芸術」を学ぶ藝大生と社会人が中心となって携わり、「あきない」をテーマに、市内で個人商店を営む6店が出演している。
その中の1店として、エルクは取り上げられた。淳子さんは、「街の電器店のことを知ってもらわないといけない。自身の親が量販店しか知らないという人もいる」と危機感を持っている。
制作に携わった東京藝大の特任助手の新妻葉子さんは、自身の実家周辺に街の電器店があり、両親が積極的に利用していたことなど「コミュニティだった」という思い出があり、「個人的には(街の電器店に)無くなって欲しくない」という思いを持つ。
(後日、電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)