ソフトバンクグループ（SBG）の孫正義社長が人工知能（AI）向け半導体を手掛ける新会社設立を検討していると、米ブルームバーグ通信が報じた。SBG傘下で半導体設計大手の英アームを補完するような会社を構想しているという。SBGが300億ドル、中東の投資家から700億ドル、計1000億ドル（約15兆円）の資金調達を考えているもようだ。

　関係者の話として報じた。プロジェクトは「イザナギ（Izanagi）」のコードネームで呼ばれ、孫氏がかねて強調している汎用人工知能（AGI）開発を進める可能性がある。成功すれば、米マイクロソフトによる米オープンAIへの投資額など、この分野でのこれまでの投資を大きく上回る規模になる。AI半導体で独走する米エヌビディアに対抗することも見込まれる。

（20日付電波新聞／電波新聞デジタルで詳報予定です）