2024.03.21 カナダ政府、万博パビリオンの起工式

起工式後に乾杯する関係者

 大阪・関西万博に参加するカナダ政府のパビリオン起工式が21日、大阪市・夢洲の万博会場で行われた。

 式典にはイアン・マッケイ駐日大使、ローリー・ピーターズ万博政府代表に加え、大阪府の吉村洋文知事、日本国際博覧会協会の石毛博行事務総長らが出席して工事の無事を祈った。マッケイ大使は「日本で開催の万博は全て参加しており、今回は〝イノベーション〟を訴えていきたい」とあいさつ。吉村知事は「パビリオンでカナダの素晴らしい環境と価値観が展開されることを期待する」と語った。

 タイプAのパビリオンは来月着工、今年10月には建物が完成、来年3月に内装、展示物の設置を完成させ4月の開幕に備える。

 式典の前に行われた説明会でピーターズ政府代表は、「カナダ館のテーマは昨年10月の発表会で説明したように〝再生〟だが、パビリオンでは若者を力づけるという観点から主張していきたい」と語った。1970年の大阪万博では、若者にもっとも人気のあるパビリオンがカナダだったという。

 またパビリオンの接遇と調理関連のスタッフで50人程度の若者を送り込むほか、日本人スタッフも警備、清掃以外に案内、管理業務、サポートなどで10~15人採用、今夏から募集する意向を明らかにした。

 同代表はさらに、政府として万博の入場券を約2000枚購入したと述べ、日本国内にあるカナダの都市との姉妹都市や友好団体に配布するという。

 (22日の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報)