2024.03.27 アイリスオーヤマ、タブレット端末事業を強化 新製品5機種発売

15.5インチの製品を紹介する是常部長

入門モデル(左)と高画質モデル入門モデル(左)と高画質モデル

8インチと10.1インチを用意した8インチと10.1インチを用意した

 アイリスオーヤマは、タブレット端末事業を強化する。25日から同社黒物家電ブランド「LUCA」シリーズから、価格を抑えながら高機能のタブレット端末の新製品5機種を発売しシェア拡大を目指す。

 2009年に家電事業に参入した同社は、21年にタブレットを発売した。

 今回、タブレット端末を刷新し黒物家電事業を拡大していく。BtoC事業グループのメーカー事業本部小型家電事業部黒物家電事業部の地神直樹副事業部長は「消費者の嗜好を重視したユーザーイン発想をベースに、消費者だけでなく法人向けや自治体向けも視野に入れた展開をしている」と話す。今後は法人向けや自治体向けを強化する計画で、「デジタルデバイスのトータル提案をしていく」(同)考えだ。

 スマートフォンよりも大きく、パソコン(PC)よりも手軽に使えるLUCAタブレットは、21年の発売以降、一般消費者だけでなく市町村や自治体での導入実績もあり、「新製品の発売を待ち望む声もあった」(同)という。

 研究開発本部デジタル家電開発部の是常彰人部長は「買う決断ができる値段のものを提供するのがアイリス」と話し、購入しやすい価格帯と性能を備えたタブレットを出すことで、国内のタブレット市場の拡大につなげていく構えだ。

 3月から順次発売しているタブレットはLUCAシリーズのコンセプトを踏襲し値ごろ感のある価格で高性能を実現した。新製品はアンドロイド13対応のWi-Fiモデルで、高画質モデルから子供がいる家族でも使いやすい入門モデルになる。

 新製品群は高画質な映像を見られる8インチと10.1インチに加え入門機も用意した。

 5月15日には、インカメラにオートフォーカス機能を搭載した15.5インチ(同7万9000円前後)も発売予定。オンライン会議の利用などを想定する。(28日の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)