2024.04.12 ケーズデンキ掛川店が開店から1カ月 地域需要に合う家電提案
移転オープンしたケーズデンキ掛川店
【静岡】ケーズデンキ掛川店(静岡県掛川市)が3月1日に移転オープンした。セールでは洗濯機や冷蔵庫、スマートフォンの販売が好調だった。地域の需要に合わせ最適な家電・設備を提案している。
当日は、オープンを待ちわびた来店客で行列ができるほど大盛況で、開店時間を少し早めて対応した。
移転前の店舗から付き合いのある得意客やファミリー層、若年層まで幅広い年代が楽しそうに商品を選んでいたという。
売れ筋は洗濯機や冷蔵庫、テレビ、スマートフォンなど。市内は製造業関連に従事する新社会人が新しく家電を購入したり、スマホを新規購入・機種変更したりと、来店が増えるシーズンであった。
そのほか、洗剤の自動投入が可能なドラム式洗濯乾燥機や、花粉対策を期待して空気清浄機、補助金の利用が可能なエコキュート、ロボット掃除機が注目されている。
家電・設備を選ぶ基準の一つが節電・節水量の多さ、タイパの良さとなっている。
駐車場は100台以上の規模。入り口のすぐそばにスマホの相談コーナを配した。買い物のついでに見ていく客も多く、iPhoneの問い合わせは4月も続いている。
ゴールデンウイークは、大型の有機ELテレビやミニLEDテレビなどの需要が伸長するとみている。
サッカーファンが多い土地柄のためか、スポーツ専門のビデオ・オン・デマンド・サービスが見られるかといった問い合わせも。
映画やドラマ、アニメなど動画配信サービスを大画面かつ高画質で楽しめるのが主な人気の理由となっている。
地域の特色
日本茶の製造が盛んでもあり、新生活家電やポット、ほかにも、お茶を入れて飲む習慣があり、種類に応じて温度や抽出時間を変えて飲むために、高齢客はポット、若年層はケトルを購入していく。年間の使用電力が選択の基準の一つになっている。
近隣には、観光地やキャンプ場、サーフィンができる海、ライブ会場などがあることから、時季によっては、カメラ、地震への備えも兼ねられるポータブル電源、双眼鏡、ポータブルの扇風機などが出る。
静岡県は全般的に温暖な海洋性気候で、冬は乾燥して晴天が多く、平地では雪もほとんどみられない。とはいえ、風が強めで体感温度は低く感じるため、高機能エアコンへのニーズは高い。
夏本番を前に、エアコンの早期取り付けキャンペーンを推進し、ピーク時を避け、最適な機種を提案していく。
遠山真一店長は「これまで愛顧してもらったお客さまをはじめ、これからも社員一同キビキビと親身になって接客していく」とケーズで購入する価値を認めてもらい、末永く愛される店づくりに注力していきたい考えだ。