2020.05.06 【電波時評】事務機メーカーの新型コロナ対策支援

 新型コロナウイルスが世界的に猛威を振るう中、わが国を代表する事務機メーカーが、治療技術や医療機器などで存在感を高めている。これまでもヘルスケア事業を成長分野の一つとして位置付けてきたが、SDGsなど持続可能な社会実現に向けて役割はさらに拡大している。

 周知の通り富士フイルムが、新型コロナ感染症の治療薬として「アビガン」を増産、7月に月10万人分の生産に入ることを発表している。子会社の富士フイルム富山化学が開発したもので、6月...  (つづく)