2024.04.24 きんでん、3月期連結は売上高・純益過去最高

 きんでんの2024年3月期連結決算は、売上高、利益全て期首予想を上回り、売上高、当期純利益は1999年の連結決算開始以降で最高となった。営業利益、経常利益も過去最高に匹敵する利益を確保した。

 個別も売上高が前期比6.8%増の5599億5400万円、受注工事高は同0.4%増の5604億で99年の連結決算導入以降の過去最高となった。

 上坂隆勇社長は「資材、労務費高騰など厳しい要素はあったが、利益確保の努力で力強い結果を残せた。株価も上昇し、PBRも1以上だ。年間配当も1月に40円を60円に上方修正したが、63円にする予定」と話した。

 今期連結業績は「受注環境は引き続き堅調に推移すると見込み、豊富な工事量を踏まえ売上高、利益いずれも23年度を上回る目標を掲げた。26年度連結売上高7000億円、営業利益500億円を生み出せる規模の経営を目指す」と説明した。