2024.05.10 ホシデン、3月期連結は減収減益 アミューズメント向け減で

 ホシデンの2024年3月期連結決算は、減収減益となった。

 鶴隆文上席執行役員社長室・財務部担当は「3Qから減った主力事業のアミューズメント向け売り上げが4Qにさらに大きく減ったことが主な減収要因だ。移動体通信、自動車、その他は全て増収だった。特にその他の健康衛生関係、音響関係の部品の売り上げが伸びた。減益は前期60億円あった円安による増益要因が24年3月期は40億円弱だったことに加え、アミューズメントの減収が利益の押し下げ要因となった」と説明した。

 分野別売上高構成比はアミューズメント6割弱、移動体通信2割強、自動車1割強、その他1割弱となった。

 今期業績は「アミューズメント向け売り上げが上期から増え、下期はさらに増えるとみている。アミューズメント以外も前期に続き全て増収を見込んでいる」(鶴上席執行役員)と、第2四半期は減収減益だが、通期は増収減益を予想した。設備投資はベトナムの新工場棟の着工や前期に続いてのベトナムの製造ラインの自動化投資を含め前期より42億円増の70億円を計画。