2024.05.23 日本テレビとNTTデータがドラレコなどの個人情報保護 オンラインセミナーで対策紹介

 日本テレビとNTTデータは、「人とくるまのテクノロジー展オンライン」の出展者セミナーで、ドライブレコーダーや車載カメラの映像活用における個人情報保護のポイントと、その対策について紹介している。

 セミナーでは、個人情報保護法、プライバシー、肖像権など、個人情報の基礎知識、実際に問題となった例を挙げ、個人情報保護の重要さを示した。また、欧米で採用されているGDPR(一般データ保護規則)の適用範囲について、日本国内のみの事業でも適用される場合があるとし、近年規制の対象となった事例を紹介した。

 個人情報漏えいの可能性がある事例として、ドライブレコーダーが挙げられた。クラウド環境の誤設定により、法人名義車両に設置された法人向けサービスのドライブレコーダーで車外を撮影した映像が7年近く公開状態となっていたという。

 そこで、「Bluron(ブラーオン)」という対象物を自動で検知し、モザイク処理できるAIモザイク編集ソフトを紹介。人の顔は99.7%、車のナンバープレートは99.9%検知できる。大量の映像データでもクラウドシステムによってスピーディーに処理できる。セキュリティーデータはNTTデータの専門チームが対応。情報管理の厳しい、テレビ業界や自動車業界での活用が期待される。