2024.05.24 パナソニック、新型ミラーレス一眼カメラ発売 スマホとの親和性前面に
「スマホとの相乗効果を狙った」と語る津村副社長(右)
パナソニックは、LUMIX Sシリーズ初のフラットデザインで、小型軽量のフルサイズミラーレス一眼カメラ「DC-S9」を6月20日に発売する。上位機の機能を惜しみなく投入したほか、新開発のアプリでスマートフォンと連携。編集スキルが無くても撮ってすぐSNSでシェアできるなど、スマホとの親和性を前面に打ち出した。
約24.2MのフルサイズCMOSセンサーと、ライカとパナソニックが共同開発した新世代エンジンによる高い描写能力と豊かな階調表現を、日常や旅先で扱いやすい重さ403グラムのコンパクトボディに収めた。
新開発「LUMIX Lab」アプリは、カメラからスマートフォンへ写真・動画を高速転送。自分好みに色表現・色編集が楽しめるオリジナルのLUTファイルをアプリで簡単に作成し、カメラに転送して撮影を楽しめる。
「像面位相差AF」の採用で人や動物など高精度なオートフォーカス追従性能を実現。ボディカバーの色はカスタマイズできる。
開発の狙いについて、パナソニックエンターテインメント&コミュニケーションの津村敏行副社長・イメージングソリューション事業部長は「SNSは人の心を豊かにし、わくわくさせる。新たな感動の提供にカメラの進化の余地があり、スマホとカメラが競合するのでなく、新しい関係性を持つことで共に進化、発展できる」と語る。
小売価格はそれぞれオープン。市場想定価格はS9ボディ単体が20万8000円前後、標準ズームレンズキットが24万1600円前後、高倍率ズームレンズキットは28万7000円前後。「S 28mm F8」レンズは3万1900円(税込み)。(27日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)