2024.06.27 【複合機&プリンターソリューション特集】コニカミノルタジャパン 新世代複合機を投入 環境性能と業務効率化支援
bizhub 1iシリーズ
コニカカミノルタジャパンは、他社に先駆け、働き方改革を提案するなど、複合機と連携したソリューション提案を強化してきている。栗山秀樹執行役員ワークスタイルデザイン事業部長は「複合機とソリューションの合わせ技で、お客さまへの価値提供に注力している」と強調する。
国内の複合機市場が、コロナ禍以降、オフィスでのプリントボリュームの減少が続く中、同社は多様な働き方に対応した商品・ソリューション戦略を拡充している。
新たに環境性能と業務効率化で働く人をサポートするA3カラー・モノクロ複合機「bizhub 1iシリーズ」13機種を、新世代複合機として、5月15日から順次販売開始した。「環境性能の向上とともに、使い勝手、ソリューションミックス機能を強化した」と栗山事業部長は、新製品のポイントを強調する。
同シリーズは、部品調達、生産、使用、使用後のリサイクルまでの製品ライフサイクルでの環境負荷を低減(従来機より温室効果ガス排出量を8%削減)するとともに、再生材の使用率を表面積比で約88%まで高めている。
また、多様な働き方に合わせた多彩な機能と使いやすさを実現している。
「複合機本来の機能に加え、UI機能、スキャンサービス機能を強化し、使い勝手を一段と強化した」と栗山事業部長。人間工学に基づいたより直感的な操作の新パネルデザインや、スマートフォンのようにアプリをグルーピングできるなど、目的別UIを搭載し、操作性を向上させた。
「bizhub スキャンイメージ分割アプリ」で、領収書やレシートを複数ならべてスキャンするだけで、画像を分割してデータ化し、スキャン機能を効率化できる。
さらに、他社機も含めオフィス機では導入事例がない「紙種センサー」を搭載、用紙の種類を判別し、最適な用紙設定を自動化する機能も備えている。
同社は、自社実践で得た知見とノウハウを集約した働き方改革「いいじかん設計」や、オフィスの保管文書ゼロ化などもいち早く提案してきた。現在、特に注力しているのが「空間デザイン」ソリューションとの組み合わせだ。
「古い働き方から脱却したい、社員が増えオフィスが手狭になった、社員に寄り添ったオフィスを構築したい、などの顧客の課題に対して、働きやすいオフィスデザインを提案」(栗山事業部長)している。
具体的には、プログラミング デザイン タスク フローにより、コンサルティング領域からワークプレースの構築計画まで提案している。
このほか、中小企業のITインフラを提供、支援するIT-Guardians、セキュリティー、請求書管理やワークフォローなどの各種ソリューションを組み合わせた価値提供を推し進めている。