2024.07.04 【JECA FAIR 入賞特集】ニチコン V2Hシステム EVパワー・ステーション VSG3シリーズ
「V2Hシステム EVパワー・ステーション VSG3シリーズ」
第3世代モデルで利便性向上
ニチコンの「V2Hシステム EVパワー・ステーション VSG3シリーズ」は、EV・PHV・FCV(電動車)と家庭をつなぐことでクルマの新しい価値創造を可能にした。太陽光で発電した(余剰)電力を電動車に充電したり、電動車に蓄えた電力を家庭へ放電し活用することができる。
同社は2012年に世界で初めてV2Hシステムを開発・導入。この度受賞したVSG3シリーズは、第3世代モデルとして利便性を大幅に向上させている。パワーユニット(PCS本体)とプラグホルダー(操作部)を分離したことで設置の自由度と使い勝手を向上。駐車場にはプラグホルダーのみでよいため、狭い駐車スペースでも設置を可能にした。
3kW/200Vコンセントからの普通充電に比べ最大2倍のスピードで充電できる「倍速充電」など従来モデルからの機能は踏襲しながら、約70%の小型化、約58%軽量化し、業界最小・最軽量(24年2月当社調べ)を実現。
さらに、独自に開発した自動切り替え開閉器を採用したことで停電時には自動での起動が可能になり、配線の簡素化も実現。従来モデルでは必要な分電盤の操作や、12V電源ケーブルを用いての起動操作が不要となった。
また、太陽光発電を最大限有効活用するために、電動車と家との充放電時に発生していた変換ロスを実用領域でも抑制している。年々暑さを増す日本の酷暑に対応するため上限温度を50度とし、オプションで重塩害にも対応。12年のV2Hシステム販売で培ったノウハウ、信頼性の高い回路システムにより「安心の10年保証」を実現した。
カーボンニュートラル実現に向けて環境負荷低減製品への要望が高まる中、同社は10年以上培ってきた経験と知見を生かし、新ブランドコピー「くらしに、エネパ!」を掲げ、今後も明るい未来社会づくりに貢献していく。