2020.06.10 主要電機各社20年3月期連結決算新型コロナで減収目立つ IT関連事業は順調

 主要電機各社の20年3月期(19年4月-20年3月)連結決算は、新型コロナウイルス感染拡大で経済活動が停滞する影響などを受け、NECを除く7社が減収だった。純損益は、東芝が液化天然ガス(LNG)事業の売却損が響いて赤字に転落したほか、日立製作所など5社が円高の逆風も受けて減益。一方でIT関連事業が順調に伸びた富士通とNECは増益を確保し、明暗が分かれた。各社の業績はコロナの影響を受けながらも、インフラやIT関連事業の健闘が目立った。

...  (つづく)