2024.08.08 メック、1~6月連結は売上高最高
メックの2024年12月期第2四半期(1~6月)連結決算は、為替の影響や関連電子機器の生産基調回復などにより、中間連結としては過去最高の売上高を達成した。利益も薬品の生産数量の増加、グローバル戦略における生産効率改善などで大幅増となった。
主力の薬品の売上高はパッケージ基板向けの密着向上剤「CZシリーズ」が需要回復、ディスプレー向けのエッチング剤「EXEシリーズ」も寄与した結果、前年同期比38%増。他の事業の機械、資材ともに大幅な増収となった。
地域別売上高では、日本市場で生成AI(人工知能)向けなど先端パッケージ基板用の需要復調の結果、同46%増の35億4500万円。台湾はスマートフォン向けパッケージ基板の需要増などにより同39%増、香港もスマホ、車載関連の堅調で同48%、中国は同51%増。欧州では顧客の需要に濃淡はあるものの同22%増、タイでは基板メーカーの設備投資意欲が旺盛のため同27%増と各地域で増収だった。