上村工業の2025年3月期第1四半期（24年4～6月）連結決算は増収増益。主力の表面処理用資材事業が増収となり、利益も拡大した。

　表面処理用資材事業は、主力のパッケージ基板向けのめっき薬品の需要は緩やかな回復基調で推移。また、為替相場の円安による効果も寄与し増収増益。表面処理用機械事業は、日本国内で半導体や電子部品向けのめっき用装置の販売が増加し、増収増益。めっき加工事業は、プラスチックへのめっき加工の需要が低迷。利益面は、コスト削減や歩留まりの改善に取り組み、損失は前年同期に比べて縮小した。

　通期連結業績予想は前回発表した数値からの変更はない。