2024.09.02 中国の電池材料メーカーBTRが積極的に海外進出 モロッコとインドネシアに負極材工場を開設

モロッコ政府と中国BTRが投資で合意(中央がモロッコのアジズ・アフヌッシュ首相=モロッコ政府HPから)

 中国の電池材料大手、貝特瑞新材料集団(BTR)が海外進出に積極的だ。アジアや中東での電気自動車(EV)の需要に対応するためで、モロッコに2工場を建設中だが、特に今月インドネシアで開所式を終えた同社工場は、中国企業にとって国外で最大規模の負極材(アノード)工場だ。

 広東省深圳市のBTRは、2000年創業のリチウムイオン電池(LIB)用材料メーカー。電池の放電時に電子を受け取る正極材(カソード)、電子を放出する負極材など電池用材...  (つづく)