2024.09.26 【関西エレクトロニクス産業特集】ニチコン V2Hシステムなど多様な製品投入

新型V2Hシステム「EVパワー・ステーション」

 ニチコンは、蓄電システムのリーディングカンパニーとしてV2HシステムやEV・PHV用急速充電器のほか、家庭用や公共・産業用の蓄電システムなどさまざまな製品を市場投入している。

 V2HシステムのEVパワー・ステーションの新型モデルVSG3シリーズは、利便性を大幅に向上させた。停電時に自動的に家庭へ電力供給を開始する機能を追加。また、従来モデルに比べて約70%小型化し、約58%軽量化した。

 発展型太陽光パワーコンディショナーのES-E1は昼間の電気を太陽光発電で賄え、蓄電池ユニットを追加すればハイブリッド蓄電システムとして停電に備えられる。

 太陽電池とEV・PHVの電池と蓄電池を効率よく連携させることができるトライブリッド蓄電システムESS-T3シリーズは、停電時にEV内蔵の大容量蓄電池と蓄電池の両方から家庭に放電できる。

 外部給電器のパワー・ムーバー、パワー・ムーバーライトは2機種をラインアップしている。EV・PHV用急速充電器は200kW出力、100kW出力、50kW出力タイプを販売。公共・産業用蓄電システムは、非常時に系統から独立して自立運転ができる。