2024.09.26 【関西エレクトロニクス産業特集】グローリー 新型セルフ釣り銭機「S1000シリーズ」、小型で操作性を重視

新型セルフ釣り銭機「S1000シリーズ」

 グローリーは、新型セルフ釣り銭機「S1000シリーズ」を10月1日に発売する。コンパクトさと操作性を重視し、流通・小売業界が抱えるセルフレジ導入に関する課題を解決した。実証実験でスーパーに導入されており、好評を得ている。

 スーパーなどの流通・小売業界では、業務負担軽減を目的にセルフレジの導入が進む。一方でスペース、操作性、釣り銭補充などの負担軽減、運用時のトラブル防止など、導入時の課題が浮き彫りになっている。

 新製品はこれら諸課題に対応。奥行きを従来機比約40%削減し、33センチメートルという最小限のサイズに仕上げた。限られたスペースでも複数台の設置が可能となる。また、紙幣・硬貨ユニットを並列に配置して、一目で操作部を視認しやすくした。

 操作を誘導する入出金口ランプ、文字やピクトグラムにはLEDを搭載して操作性を高めている。

 釣り銭の補充や機内の現金回収の回数を減らすため、硬貨の収容量を従来機に比べ約30%増やし、現金回収など業務面の負担を軽減する構造とした。色は白と黒を用意、デザイン面にも力を入れた。

 現在2カ所のスーパーで実証導入されている。「設置台数が増えた」「操作性が良い」と好評だという。