2024.09.26 【関西エレクトロニクス産業特集】環境、快適などキーワードに各社が注力

将来を見越した取り組みが進む

 関西のエレクトロニクス企業は、環境や快適などをキーワードに持続可能な社会を目指すための製品開発に取り組んでいる。

 エネルギーの効率的な活用や環境保護のための事業、二酸化炭素など温室効果ガスを出さないシステムなど、カーボンニュートラルやSDGsに関連するものづくりが目立つ。

 また、業務用向け商品では「働き方改革」「業務効率化」などをキーワードとした新製品が発売されている。新型コロナ感染症の5類移行後、人の流れが活発化。この動きに伴い、現場での働き手不足などに対応した省人化や自動化などに関連するサービスが進んでいる。作業の効率化にもつなげるツールも登場している。

 このほか、コンシューマー向け商材では「より便利に」「より快適に」などをキーワードとした商品の開発も増えている。家事の負担軽減や「業界初」の機能などを搭載した商品も登場している。

 そして、年明けの能登半島地震、8月の台風10号日本横断、宮崎県沖での地震に伴う南海トラフ地震臨時情報発表など災害対策に貢献する「防災関連商品」の発売も目立つ。

 将来を見越した各社の取り組みや製品、サービスを紹介する。