2024.10.21 【あかりの日特集】東芝ライテック 無線照明制御システム「LinkLED Air」 小規模向けで省エネ貢献

リンクレッド エアーの使用イメージ

 東芝ライテックは、昨年12月に受注を開始した小規模向け無線照明制御システム「LinkLED Air(リンクレッド エアー)」の提案に注力する。

 100台程度の導入を予定するオフィスやドラッグストア、ホームセンターといった商業施設、倉庫・工場などで照明をリニューアルして省エネを図りたいという要望に対して最適で、省エネ効果が期待できる製品として訴求していく。

 リンクレッド エアーは、無線方式の採用により、エリアコントローラー(親機)の設置や調光信号線の工事が不要なシンプルな構造。電源は既設配線を利用するため、施工がしやすく、導入が手軽にできることが特長だ。

 外光で昼間の明るいときは減光し、夜間は明るくする。また、人感センサーにより人を感知すると点灯し、不在になると設定時間で消灯するといった制御で省エネに貢献。タイムスケジュールで管理したい場合などは、専用のタブレットのアプリケーション内で自動制御を行える。自動制御が不要なら「シンプル設定機能」で登録時間を短縮することもできる。

 各機器間は、電波が途切れにくいという特性があるメッシュ通信方式を採用。2.4ギガヘルツ帯の無線通信で接続している。機器間の通信は目安として半径15メートル。

 照明器具のラインアップとして、LEDベースライトのTENQOO(テンクウ)シリーズのほか、光源交換型のダウンライト、システム天井用のグリッド器具などをそろえている。ベースライトとダウンライトは光源交換型なので、明るさのタイプや光色、演色性を選ぶことができる。