2024.10.28 日東電工、4~9月連結は増収増益 DC用HDD向けなど需要増

 日東電工の2025年3月期第2四半期(24年4~9月)連結決算は増収増益。データセンター(DC)向けの高容量ハードディスクドライブ(HDD)やタブレット端末の生産が想定を上回り、同社製品の需要が増加。営業利益は、円安による影響で171億円の増益要因となった。

 インダストリアルテープは、基盤機能材料の売上収益が伸長。ハイエンドスマートフォン向け組み立て用部材が主要顧客の生産前倒し、採用モデルの拡大で需要が増加。オプトロニクスは、情報機能材料、回路材料の売上収益が伸長。中華系のハイエンドスマホの生産増加などで光学フィルムなどが伸びた。ヒューマンライフは、ライフサイエンス、メンブレンの売上収益が伸長した。

 通期連結業績予想は前回の発表からの変更はない。