2024.10.29 トーメンデバイス、4~9月連結は黒字転換

 トーメンデバイスの2025年3月期第2四半期(24年4~9月)連結決算は増収で黒字に転換。サーバー・ストレージ、車載向けの売り上げが増え、主要取扱商品のメモリー半導体で価格が上昇基調だった。

 決算説明会で中尾清隆代表取締役社長は、車載向けについて「メモリーは順調」と語り、次に取り組む課題にシステム大規模集積回路(LSI)、イメージセンサー、有機EL、積層セラミックコンデンサー(MLCC)を挙げた。

 通期連結業績予想は売上高を前回予想比7.5%、純利益を31%引き上げた。上期の売上高が予想を上回り、メモリーは一部商品の供給が逼迫(ひっぱく)する状況でも顧客の要望に応じ安定供給を実現できているため。為替の影響も踏まえた。