2024.11.01 【IHクッキングヒーター特集】パナソニック Sシリーズ、複数の加熱パターンを自動選択

新加熱方式を採用したパナソニックのIHクッキングヒーター新製品Sシリーズ

 パナソニックは、業界初の一つのインバーターで10個のコイルを制御し、複数の加熱パターンを自動で選択する200VビルトインタイプIHクッキングヒーターSシリーズを9月から発売した。

 加熱を自在に制御することで、日々の料理のレパートリーが増え、「時短」や「こだわり」「おいしさ」など多様な調理ニーズに応える。

 Sシリーズは、IHクッキングヒーターの基本機能であるトッププレートの調理性能をさらに向上させたフラッグシップモデル。

 煮込み調理では煮汁を対流させることで均一な味の染み込みを、焼き物調理では大きなフライパンでも端まで加熱することで均一な焼き色を実現し、日々の料理をおいしく仕上げることができる。

 加熱コイルの形状を一新し、左右IHに小型で三角形の「ピースコイル」を各10個配置。それらを一つのインバーターで制御し、複数の加熱パターンを組み合わせることで、鍋の大きさや材質などに応じた、きめ細かな加熱調節ができる。

 また、ピースコイルをトッププレートの奥側にも配置することで、加熱エリアが約1・7倍(KZ-A1T7K比)に広がり、大きなフライパンやそのまま食卓に運べるオーバル鍋や鉄板も使うことが可能となる。

 さらに、きめ細かな加熱調節と沸騰状態を検知できる独自の「光火力センサー+(プラス)」により、経験とこつが必要な火加減を「煮る」「焼く」「揚げる」の幅広い温度帯ごとに光で見張り、手軽においしく調理できる。

 煮込み調理におけるかきまぜや火加減の調節が不要な「煮込みアシスト」機能を新搭載し、日常メニューの手間の軽減や、ごちそうメニューのレパートリーを増やせる。

 また、食材を入れた後の素早い温度復帰により揚げ物料理1回の揚げ時間を約17%短縮した。グリルは、メンテナンス性に優れたIH&遠赤Wフラット ラクッキングリルを採用する。