2024.10.31 丸文、4~9月連結は減収増益

 丸文の2025年3月期第2四半期(24年4~9月)連結決算は減収。営業利益は減少したが、為替差益により経常利益、最終利益は増加した。

 セグメント別では、デバイス事業の売上高は前年同期比24.7%減の748億円、営業利益は同43.0%減の37億円。民生機器向け半導体の需要が大幅に減少。自動車向けやパソコン周辺機器向け半導体も低調だった。

 システム事業の売上高は同3.1%減の228億円、営業利益は同12.4%減の8億円。航空・宇宙分野の売り上げが伸長。産業機器分野は設備投資抑制の影響を受け、電子部品の組み立て検査装置の需要が減少した。

 ソリューション事業の売上高は同14.2%増の9億円。クラウドサービス拡充に伴う販管費増加により1億円の営業損失。ICT分野で通信インフラ向け時刻同期システムの需要が増加した。

 通期連結業績予想では利益面を上方修正した。