2024.11.01 三菱ケミカルグループ、4~9月連結は増収
三菱ケミカルグループの2025年3月期第2四半期(24年4~9月)連結決算は増収となり、コア営業利益は4割超の大幅増益となった。上期の好調な実績を反映し、通期の連結コア営業利益予想の上方修正も発表した。
上期はファーマセグメントのALS治療薬ラジカヴァ経口剤の伸長や、MMA&デリバティブズセグメントの市況改善、ディスプレイ関連需要増などにより、コア営業利益や営業利益が想定を大幅に上回った。スペシャリティマテリアルズセグメントのコア営業利益は、ディスプレー用途や半導体関連用途での販売増や為替影響などにより、大幅な増益となった。
下期のコア営業利益は上期好調だったディスプレー関連需要の反動減や半導体関連の需要回復遅れ、炭素繊維の競争激化などにより、期初予想を下回る見通しだが上期の好調さを踏まえ、通期連結業績予想のコア営業利益を増額修正した。