2024.11.01 KDDI、4~9月連結は成長領域伸長で営業増益

 KDDIの2025年3月期第2四半期(24年4~9月)連結決算は、本業の通信事業が継続増収となったほか、DX(デジタルトランスフォーメーション)や金融など成長領域が伸び増収・営業増益となった。

 携帯電話事業などパーソナルセグメントは、マルチブランド通信ARPU(1契約当たりの平均売上高)収入が前年同期比46億円の増益。楽天からのローミング(相互乗り入れ)など収入減は112億円だった。

 注力領域の金融はauじぶん銀行は同94万件増、auPayゴールドカードは同41万件増となり順調に推移。エネルギー事業ではauでんきなどの契約数が3万件増加した。

 DXを含むビジネスセグメントは、売上高が同13.1%増、営業利益は同11.1%増と2桁成長で増収増益を達成。IoT関連サービスのほか、生成AI(人工知能)需要を捉えデータセンター事業が国内外で拡大した。高橋誠社長は「高利益率の事業がビジネスセグメントの成長をけん引している」と力を込めた。