2024.11.06 ミネベアミツミ、4~9月連結は営業益など最高

 ミネベアミツミの2025年3月期第2四半期(24年4~9月)連結決算は、ボールベアリングやモーターの販売増などにより、2桁の増収増益となり、売上高・営業利益ともに上期として過去最高を更新した。2Q(7~9月)売上高は四半期ベースで過去最高となった。

 セグメント別業績は、全ての主要セグメントで増収増益となった。セグメント別売上高は、プレシジョンテクノロジーズ事業は主力のボールベアリングが自動車や航空機向けで堅調に推移したほか、ピボットアッセンブリーがHDD向けの回復で売り上げが増加し、前年同期比28.4%増と大きく増加した。モーター・ライティング&センシング事業はHDD用スピンドルモーターの回復により、同13.9%増となった。

 セミコンダクタ&エレクトロニクス事業は機構部品の販売が減少したが、光デバイスの堅調な推移やミネベアパワーデバイスの取得により、同17.2%増となった。アクセスソリューションズ事業は車載アンテナの増加などにより、同8.1%増となった。

 通期連結業績は、下半期の見通しにやや不透明さがあるため、従来の売上高・営業利益予想を据え置いたが、売上高・営業利益ともに過去最高の更新を見込む。