2024.11.07 三井化学、4~9月連結は増収増益
三井化学の2025年3月期第2四半期(24年4~9月)連結決算は、成長領域の販売数量増加や交易条件改善などにより、増収増益となった。値上げや在庫評価益、事業構造改善の進捗(しんちょく)も増益に寄与した。
上期のセグメント別売上高は、ライフ&ヘルスケア・ソリューションやモビリティソリューションは増収となったが、ICTソリューションは減収。ICTソリューションは、半導体・光学材料は半導体およびスマートフォン市場の回復により販売が堅調に推移し、コーティング・機能材も堅調だったが、子会社株式の一部譲渡に伴う持分法適用会社化により、前年同期比151億円減となった。
同社は、定期修理で生産を停止していたエチレンプラントの生産再開延期の影響や、通期で国産ナフサ価格の下落が想定されることなどを織り込み、通期連結業績を前回予想値から下方修正した。