2024.11.13 【Inter BEE特集】NHKテクノロジーズ 開発中含め最新技術を10種展示
AIを活用したぼかし操作GUI
NHKテクノロジーズは、NHKエンタープライズと共同出展で同社が取り組んでいるソリューションやシステムにより新しいメディア技術を訴求する。
今年は、「超体験!~メディア技術で拓く未来~」をテーマに、最新製品・システムや技術開発中の製品の10種を展示。
「コンパクトなイマーシブオーディオ/ライブ制作/配信パッケージ」では、イマーシブオーディオプロダクションにIPを活用し、コストやスペースの課題を解決し、プロダクションから配信までワンパッケージで届けるワークフローシステムを提案。幕張の会場からネットワーク経由で、渋谷の本社に置いてある同社が保有する「T-2音声中継車」を遠隔操作でイマーシブオーディオのプロダクション制作ができる体験を提供する。
「高精細空間ビデオ没入体験」では、高精細で没入感のある8K3D映像を、Apple Vision Proで視聴する体験を提供する。
「AIを活用して、ぼかし作業をもっと簡単に」は、複数人の顔ぼかし作業を一気にできるほか、画面内の特定オブジェクト(建物、車、人、看板、ポスター、信号、パソコン〈PC〉画面、掲示板など)を指定するだけで、簡単にぼかし処理が行える。
「クラウド型プレイアウトシステム」では、映像をSRTコーデックを使って、オンプレミスとクラウド間の信号を送受信できる仕組みを提案する。
「電波伝搬シミュレータ NTMAP」は、PCやモバイル端末があれば、場所を問わず操作や計算結果の閲覧が可能となっている。
「920マルチリレーLoRaによる低コストV-ONUウオッチャーの開発」では、共同受信施設の信号を遠隔監視することで保守効率の向上を図る。
「局舎・鉄塔遠隔監視システム」「920M㎐帯を用いた無線タリーシステム」「放送用Bluetooth Auracast音声送り返し装置」を展示。最大8K60Pまで対応できる「クラウドを活用した8Kコンテンツ配信システム」を参考展示する。