ダイニチ工業は、ハイブリッド式加湿器の最上位機「LXタイプ」をはじめ、全25機種の豊富なラインアップを乾燥シーズンで提案する。特徴である静音性やメンテナンス性を訴求していく。

　気化式と温風気化式を組み合わせたハイブリッド式加湿器は、湿度に応じて方式を使い分けることで、消費電力を抑えることが可能だ。

　8月に発売したLXを含む5タイプ11機種には、50～70％まで5％刻みで湿度設定できる新機能「湿度設定5％刻み」を搭載した。従来も50～70％の間で10％刻みの湿度設定ができたが、さらに細やかな設定にすることで、多様化するニーズに応えたい考えだ。

　LXタイプは加湿スピードも速い。デザインモデルとして加湿量が最大の従来機RXTタイプと比較し、設定湿度到達時間を約30％短縮。湿度60％に達するまでの時間は約17分早い約39分だ。

　手入れのしやすさと清潔性も高い。LXやRXTタイプなどの上位機種には、使い捨てのトレーカバーや抗菌加工のフラットトレーを採用し、トレー内の雑菌の繁殖を抑えながら掃除しやすい構造を採用している。タンクキャップのアタッチメントにも抗菌加工しており、抗菌成分がタンク内に溶出して雑菌の繁殖を抑える。

　抗菌防カビ加工を施した「抗菌気化フィルター」は、月1回クエン酸洗浄することで約5シーズン使用できる。面倒に感じる気化フィルターの手入れも、使い捨ての「カンタン取替えフィルター」（別売り）を使えば、フィルターの洗浄掃除も不要だ。

　LXタイプは、直販サイト限定でチャコールブラックを採用し、スノーホワイトとモスグレーの3色展開。スマートリモコンに対応し、加湿器本体から離れた場所からでも運転操作できる利便性も備えている。