2025.01.09 【電子部品総合特集】全国電子部品流通連合会 各地区協議会の25年取り組み 中・四国電子制御部品流通協議会(CSEP)中野和久会長
中野 会長
全国の協議会との連携を強固に
2025年の電子部品業界を取り巻く環境は、依然として変化のスピードが速く、厳しい挑戦が続くことが予想される。特に、脱炭素社会の実現に向けた持続可能な製品開発や、AI・IoTのさらなる普及に伴う高度化したニーズへの対応が求められる。これに加え、国際的な紛争や戦争による地政学的リスクやサプライチェーンの強靭化(きょうじんか)も引き続き重要な課題。
このような状況の中、業界全体が一丸となり、変化に柔軟に対応する力を磨くことが不可欠。当協議会では、会員企業の皆さまとともに、情報交換や連携強化を通じて、より付加価値の高いサービスを提供できる仕組みを構築していく。また、地域に根差した活動を重視し、次世代の人材育成にも積極的に取り組む。
25年は、新たな成長と飛躍の一年とするため、会員企業と共に知恵を出し合い、業界全体の発展に尽力していく。今年で42回目の新春賀詞交歓会には全国電子部品流通連合会(JEP)の屋宮芳高会長を招いてJEPとCSEPの交流を深める。屋宮会長がJEPの野望として掲げた各単組の交流強化、JEPネットワーク部品流通システム・人材育成や労務管理、海外諸機関と連携して海外事業サポート、脱炭素社会・持続可能社会への貢献、電子部品業界魅力度アップなどに協力。中四国の地域にとどまらず全国の協議会との連携をさらに強固なものにしたいと思う。新春賀詞交歓会のイベントとして中国地方を中心に活躍のシンガー、バレンシア・ウィリアムズ氏に楽器演奏をしてもらう。業界の枠にとどまらず幅広い分野で講演会や勉強会で魅力ある会にしたい。