アルミ電解コン「FVFシリーズ」など出展

　サン電子工業は、アルミ電解コンデンサーや導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサーの最新ラインアップを紹介。面実装形導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサーは150度4000時間保証の「FVFシリーズ」や135度4000時間保証の「FVCシリーズ」などを出展する。

　FVFシリーズは導電性高分子の最適化、新規の電解液、高耐熱封口材を採用。2年前からラインアップを強化している。従来品で135度4000時間保証だったのものを150度4000時間へ。大幅に耐熱性を向上した。定格電圧は25～80V。静電容量は22～680μF。製品サイズはφ6.3×7.7L～φ10×16.5Lをラインアップする。

　高温度対応、高容量化、高リプル化、長寿命化が求められる車載向けのニーズに対応。会場では大型のパネルを活用しアピールするほか、実物のラインアップ展示を推進する。

　FVCシリーズは従来品のHVPCシリーズ（125度4000時間保証）に比べ耐熱性を向上。さらに25Vの静電容量を従来品より20％向上した。定格電圧は6.3～35V。静電容量は150～3900μF。製品サイズはφ5×6L-φ10×16.5Lをラインアップする。FVF、FVC共に電動パワーステアリング、電子制御ブレーキ、変速機、48V系スタータージェネレーターを中心に高耐熱が求められる用途への採用が進む。

　ほか、-16V耐圧品の「FVSシリーズ」（逆電圧耐性品）、車載対応のアルミ電解タイプ「CE-PB」なども紹介。CE－PBは従来品の25～35Vに加え、63～80Vを26年に拡充する予定。