2025.01.22 【ネプコンジャパン/オートモーティブワールド特集】ネプコンジャパン 見どころ/事業戦略 奥野製薬工業
ホール開口部の析出を強く抑制するため、ボイドフリーを実現
高密着めっきプロセスの新ブランド披露
奥野製薬工業は、ガラスへの高密着めっきプロセスの新ブランド「TORIZING(トライジング)」プロセスを披露する。ほか、半導体後工程向けめっき薬品、めっき装置のほか、パワーデバイス向けの最新表面処理などを紹介する。
TORIZINGは、同社の半導体向け商材の新ブランドの「TORYZA(トライザ)」と英語で日が昇る意を示す「RISING(ライジング)」を掛け合わせたもの。ガラス基板向けスルーホールフィリング硫酸銅めっき添加剤「トップルチナGCSシリーズ」と合わせて活用することでプロセスとして使用可能だ。
微細パターン形成が可能で、優れた耐マイグレーション性なども強み。大型の高アスペクト比ガラス基板に対応。
同社で、ワンストップで処理を提供できることを目指している。会場では510×510ミリメートルのガラス基板にデザインされた見本品を出展する。
また、トップルチナGCSシリーズはチップレット用の次世代パッケージング基板として、寸法安定性に優れたガラス基板向けに開発。
PRパルス電解用添加剤「トップルチナGCS PR」と直流電解用添加剤「トップルチナGCS TF」の添加剤の併用で、電解時間の大幅な短縮とボイドフリーを実現。直流電解のみと比べ、電解時間を3分の1に短縮できる。企業からは良い評価をもらっているという。
このほか、銅-銅ハイブリッド接合用硫酸銅めっき添加剤「TORYZA LCN LXD」、ウエハー向けUBM形成用無電解めっき装置「TORYZA EL SYSTEM(トライザ イーエル システム)」なども提案する。