2025.01.31 セイコーエプソン、4~12月連結は増収・営業増益
セイコーエプソンの2025年3月期第3四半期(24年4~12月)連結決算は、売上収益は前年同期比3%増、事業利益、営業利益は大幅増益となった。
売上収益は、大容量インクタンクモデルやプリントヘッド外販ビジネスの販売伸長を中心としたプリンティングソリューションズ事業セグメントの増収に加え、円安進行による為替のプラス影響が大きかった。利益は、グループ全体での費用抑制継続や為替のプラス影響などにより、在庫削減によるマイナスの影響があった前年同期に対して、大幅増益となった。
プリンティングソリューションズ事業セグメントでは、オフィス・ホームプリンティング事業、商業・産業プリンティング事業とも売上収益は増加した。ビジュアルコミュニケーション事業セグメントは、中国市場の悪化、欧米および新興国の教育市場が低迷し、減収減益となった。
通期連結業績見通しは、プリンティングソリューションズ事業セグメントの売り上げ増を見込み、売上収益を上方修正、また利益も為替差損が縮小したことで、上方修正した。