2025.02.03 大塚商会、12月期連結は売上高1兆円突破

 大塚商会の2024年12月期連結決算は、堅調なIT投資需要を吸収し、売上高が前期比13.3%増の1兆1076億と初めて1兆円を突破した。営業利益は18.1%増、最終利益も同12.7%増と売上高、利益とも2桁伸長で過去最高を更新した。

 柱のSI(システム構築)事業は、パソコンやパッケージソフトが順調に伸び、売上高は同16.1%増の7317億円。

 サービス&サポート事業は、オフィスサプライ事業「たのめーる」やIT支援総合プログラム「たよれーる」などストックビジネスに引き続き注力し、売上高は同8.3%増の3759億円だった。

 25年12月期連結業績は、売上高が前期比9.5%増の1兆2130億円、営業利益が10.7%増の823億円を見込む。

 大塚裕司社長は「オフィスまるごととストックビジネスを伸ばし、ウィンドウズ10の更新特需以降の安定につなげていきたい」と語った。