山一電機の2025年3月期第3四半期（24年4～12月）連結決算は、テストソリューション事業をけん引役に、大幅な増収増益となった。一方、3Q（24年10～12月）以降の需要減速を踏まえ、通期連結業績予想を下方修正した。

　セグメント別売上高は、テストソリューション事業は、3Qに半導体各社の需給調整があったが、上期の好調さを背景に前年同期比81.9％増と大幅に増加した。コネクタソリューション事業は、データセンター向け製品は好調だったが、産業機器向けが市場での在庫調整長期化の影響を受け同1.6％減。光関連事業は、民生機器向けおよび付加価値の高い医療機器向けフィルター製品などが一部顧客の在庫調整の影響を受け同12.7％減となった。