2025.02.06 三菱ケミカルグループ、4~12月連結はコア営業増益
三菱ケミカルグループの2025年3月期第3四半期(24年4~12月)連結決算は、微増収ながらコア営業利益は3割を超える大幅増益だった。
ケミカルズ事業は、MMAやベーシックマテリアルズ&ポリマーズを中心に前年同期に比べて売買差が改善し、スペシャリティマテリアルズは数量差が改善した。グループ全体でコスト削減効果を期初想定の87%まで積み上げたことも利益に寄与した。
事業セグメント別コア営業利益は、スペシャリティマテリアルズセグメントが前年同期比77%増と大幅に増加した。半導体やディスプレー、バリア包材用途等の販売数量増などが利益を押し上げた。MMA&デリバティブズセグメントは、MMAモノマーなどの市況上昇や為替の影響などにより増益となった。