2025.02.13 スパコン富岳で台風の竜巻予測 富士通と横浜国大が世界初の気象シミュレーション

2024年台風10号の台風全域のシミュレーション結果(左:雨量、右:風速)。右図の丸は強い渦状の強風が現れた箇所

 富士通と横浜国立大学は12日、スーパーコンピューター「富岳」で、富士通の大規模並列処理技術と横浜国大の気象シミュレーターを組み合わせ、従来難しかった台風時に発生する竜巻の予測を可能にする気象シミュレーションに世界で初めて成功したと発表した。4時間先のシミュレーションを74分で実行できる。今年度中に研究機関向けに公開し、局所的な突風や大雨を予測し被害を減らす研究を後押ししたい考え。

計算時間を大幅に短縮<...  (つづく)