2025.02.21 「くまもとグリーン半導体イノベーション協議会」発足 人材育成や新ビジネス創出狙う

「くまもとグリーン半導体イノベーション協議会」発足式

 【熊本】「くまもとグリーン半導体イノベーション協議会」は21日、熊本県益城町のグランメッセ熊本で開催中の「くまもと産業復興エキスポ」の会場で、発足式を行った。

 同協議会は産学金が連携し、人材育成や地域共生、半導体技術の進化と新規ビジネス創出推進などを目的に、九州半導体人材育成等コンソーシアム、九州半導体・デジタルイノベーション協議会(SIIQ)と連携。理事は6社1団体1教育機関、監事は肥後銀行、顧問を星野光明九州経済産業局長、木村敬熊本県知事が務める。

 テーマとして人材育成、地域共生&GI、ダイバーシティ、ビジネス創出の四つを掲げ、専門部会を設ける。

 人材育成では、科学やモノづくり、社会課題解決に興味を持つ若者を育て、熊本県の産業へ就労を促進、環境保全では再生可能エネルギーを活用した生産システムや省エネルギーを実現するデバイスの製造とその活用、半導体製造などで使用する水などのリサイクル、リユースの開発など持続可能な産業を地域と協調しながら推進し、熊本の環境を守るグリーンイノベーションを推進していく。

 会長のソニーセミコンダクタマニファクチャリングの山口宜洋代表取締役社長は熊本の豊かな自然を守り、熊本で育った若者が地元で働きたいという思う魅力的な産業を目指し、「新生シリコンアイランドのロールモデルとして九州から世界へ発信していきたい」とあいさつした。