2025.02.27 【CP+特集】富士フイルム 新ブランドタグライン「愛おしさという哲学」制定

代官山にオープンする愛おしさを哲学する写真機店イメージ

 富士フイルムは、主力デジタルカメラ「Xシリーズ」の新ブランドタグライン「愛おしさという哲学」を制定し、カメラ関連総合展示会「CP+2025」を皮切りに本格的に展開していく。

 Xシリーズは、小型軽量で直感的な操作性と写真フィルムの色再現ができるフィルムシミュレーションを搭載したクラシックなデザインのデジタルカメラとして2011年に発売した。ハイエンドコンパクトからミラーレス一眼まで幅広く展開している。

 現在、若い世代をはじめとした幅広い層から支持を集めつつあるXシリーズの世界観をより浸透させるために新ブランドタグラインを制定した。

 新ブランドタグラインは、カメラを起点に生まれる、こだわりを追求することに対して感じる豊かさを〝愛おしさ〟と定義。ユーザーが愛おしさを感じる一瞬一瞬に寄り添うものがXシリーズであってほしいという思いを込めた。今後は「愛おしさという哲学」を多角的に発信するブランディング活動を展開していく。

 2月28日から3月30日まで、ポップアップストア「愛おしさを哲学する写真機店」を代官山にオープン。「日々の愛おしさ」をテーマとした製品体験、デジタルカメラに込められた技術・デザイン・ものづくりへのこだわりの紹介のほか、アパレルコレクションの展示もして世界観を示す予定だ。

 CP+では新ブランドタグラインを軸にしながら、フィルム、カメラ、レンズの歴史の展示を通してXシリーズへつながっていく技術の流れを訴求。タッチアンドトライでは、GFXシリーズをはじめ、Xシリーズの各モデルを体験できる。

 動画撮影などにも適したX-M5をはじめ、手軽に持ち運び撮影できるX100Ⅵなどの使い勝手も試せる。望遠レンズ体験では2階建てブースを設置。最新の単焦点望遠レンズのXF500mmやGF500mmを体験できる。上から狙う被写体撮影なども実際に試せる。

 また、インスタントカメラの新製品「instax WIDE Evo」を展示するほか、「一生モノのフレーム店」やギャラリーも展開する。さらに、トークショーやワークショップを拡充。4日間で32枠のトークショーを設けたほか、プロ写真家による撮影レクチャーや社員によるカメラの使い方講座など24枠のワークショップを実施する。「双方向での接点づくりを重視して拡大した」(富士フイルムイメージングシステムズ)という。

 同社の強みでもある撮影からプリントまでを実際に体感できるブースの展開とともに、デジタルカメラの修理・点検ができるクイックメンテナンスサービスなども用意している。