2025.02.27 【複合機&プリンターソリューション特集】富士フイルムビジネスイノベーション アペオスシリーズ 2世代目ラインアップ刷新 中小企業向けにコンパクト
Apeos C3067
富士フイルムビジネスイノベーションは、主力となるA3カラー複合機のラインアップを刷新。「Apeos(アペオス)」シリーズの2世代目として、フラッグシップモデル「Apeos C7071」シリーズ、上位機種と同等の機能を持ちながら、中小企業向けにコンパクト性を追求した「同C3067」と「同C3061」シリーズの3機種10商品を新規投入した。
C3067は、上位機と同等の10.1インチの操作パネル、スキャン業務の効率化やファクス受信文書の電子化、自動仕分け、転送機能などのアプリケーションを標準装備している。ユーザビリティーの向上を図るとともに、従来機より定着温度を低減した業界トップクラスの低温定着トナーを新たに採用するなど環境負荷の低減を実現した。
デバイステクノロジー事業本部の川崎有道事業企画管理部部長は「DX化が進展しているが、中小企業ではデジタル化に格差がある。ハイブリッドワークが広がる中で、社員の多様な働き方、デジタル活用をソリューションパートナーとしてお役立ちしていく」と、新ラインアップの狙いを強調する。
新機種は、いずれもサプライチェーンセキュリティー規格「ISO/IEC20243」の認証を取得している。
また、資源循環の促進に向け、使いやすさを向上させた「ApeosPort-Ⅶ CR」シリーズで、業界最多の再生機をラインアップしている。
ソリューション・サービス戦略では、事業フィロソフィー「CHX(カストマー・ハッピー・エクスペリエンス)」を定め、クラウドサービス「IWpro」とITインフラ環境を支援「IT Expert Services」の2本柱で、中堅・中小企業のDXを促進している。
IWproでは、社内の業務データを使って簡単にAI(人工知能)を作成・活用するクラウド型分析サービス「IWpro Intelligent Assistantオプション」の提供を開始した。ビジネスソリューション事業本部の岡部美智マーケティング部ソリューション企画グループ長は「IWproは、デジタル化でDXの入り口を支援している。新サービスでは、AIを活用してお客さまの業務改革を後押しする。また、パートナーと連携、サービスを拡充していく」と話す。
IT Expert Servicesは、契約件数が右肩上がりで伸びている。同本部の白旗謙次朗マーケティング部サービス企画グループ長は「中小企業は、IT人材不足、ガバナンスの課題を抱えている。お客さまが本来の業務に注力できるようIT資産の可視化や運用・管理から環境改善支援までワンストップで提供している。IWproと連携しDXを促進していく」と強調する。
国内販売の富士フイルムビジネスイノベーションジャパンの中川靖崇販売推進部販売促進室グループ長は「電帳法など法対応後の電子化の管理、運用面などDX化、AI化のニーズに応えていく」と話す。