2025.04.09 TVS REGZAが家庭用プロジェクターに参入 4Kレーザープロジェクター2機種を4月下旬から発売

プロジェクター市場で新たな市場創出を目指す石橋副社長

 TVS REGZAは家庭用プロジェクター市場に本格参入する。新たにRGB3色レーザー光源搭載の高精細4Kプロジェクター2機種を開発し25日から順次発売する。テレビ放送の視聴時間が減少する一方、パソコンやスマートフォンなどでの映像コンテンツの視聴時間が増えていることから、新たな映像機器の選択肢を増やす目的で投入することを決めた。

 「テレビが1台しかない家庭に2台目の大画面映像デバイスとして提案していきたい」

 8日に東京都内で会見した石橋泰博副社長は、リビング以外でも場所を選ぶことなく大画面での視聴機会を提供できる可搬式の高画質プロジェクター市場を創出していく考えを明らかにした。

 発売する4Kレグザレーザープロジェクターは、最大輝度約3000ルーメンの「RLC-V7RMAX」と、最大輝度約2000ルーメンの「RLC-V7R」の2機種。光源には日亜化学工業製のRGB3色レーザーを採用、DLP方式で投影する。高輝度で広色域を実現し、色鮮やかで明るい映像を楽しめる。

 さまざまな高画質規格に対応。テレビ放送や映画、ドラマなど視聴コンテンツに合わせて画質を最適化する機能も搭載している。上位機のMAXには立体音響を楽しめる2・1chスピーカーも付属。

 本体はジンバル構造を採用し、スタンドは左右360度、上下約135度を実現しており置き場所を選ばない。斜めに投影しても自動で画質を調整するため、リビングでも寝室でも、壁や天井を使って大画面映像が視聴できる。6畳で最大100インチ、8畳で最大150インチの投影が可能だ。

 オープン価格。市場想定価格は...  (つづく)