2025.04.24 蘭スホーフ首相が来日 ラピダス工場や万博を視察
オランダ館を訪問したスホーフ首相(中央)。左は吉村知事、右はオランダ陳列区域政府代表のM・カウパース政府代表
オランダのディック・スホーフ首相が21日から24日まで日本を訪れ、半導体メーカーラピダスの北海道・千歳工場や大阪・関西万博を視察、精力的にスケジュールをこなした。同首相は24年7月の就任以来、初の来日。オランダの首相の来日としては15年11月以来。
22日午後、同首相は大阪市此花区夢洲の万博会場を訪問、大阪ヘルスケアパビリオンやオランダパビリオンなどを視察した。
オランダパビリオンでは大阪府の吉村洋文知事らと除幕式に立ち会った後、記者会見に応じ、「オランダ館はエネルギー転換、持続可能エネルギー、水管理、医療など重要なテーマに取り組んでいること示したい」と語った。
同日午前中には北海道のラピダスの工場を訪問したが、同工場ではオランダの半導体製造装置メーカーASMLのEUV(極端紫外線)露光装置が使用されており、首相は満足げ。
日本到着の21日、午後の慶応大学での講演では「オランダと日本のパートナーシップ」をテーマに講演し、「トランプ関税」に触れ、「日本とは半導体や農業の分野で協力していきたい... (つづく)