2025.05.09 太陽誘電、3月期連結は増収・2桁営業増益
太陽誘電の2025年3月期連結決算は、増収かつ2桁の営業増益となった。情報機器、情報インフラ・産業機器を中心とした在庫調整からの回復や、為替の円安推移などが売上高・営業利益を押し上げた。
製品別売上高は、主力のコンデンサーは情報機器や自動車、情報インフラ・産業機器向けが増加し、前期比12.7%増と大きく伸長し、インダクターも民生機器、情報機器、情報インフラ・産業機器向けが増加し、同10.8%増となった。
複合デバイスは通信用デバイス(FBAR/SAW)や回路モジュールの販売が減少し、同34.2%減。その他はアルミニウム電解コンデンサーの減少などにより、同5.6%減。
今期連結業績予想は、売上高は横ばいながら大幅な増益を計画する。関税措置の業績予想への影響は、一定程度の影響を織り込んでいる。